引き続いて初期の動植物国宝図案切手の消印になります。切手は観音菩薩像10円の切手帳ペーンの単辺ですが、この切手のペーンは下記の3種類発行されています。
①昭和29年11月20日発行=10円×10枚、タブが「名あては正しく明りょうに」「旅行に便利は簡易書簡」
②昭和29年11月20日発行=10円×10枚、(切手趣味週間用)タブが「郵便は世界を結ぶ」「切手に学ぶ世界の知識」
③昭和34年4月20日発行=10円×8枚、オシドリ5円×4枚
消印は昭和32年印ですので上記の①か②になるのですが、当初は①のペーンを発行し主要局の窓口で販売する予定でしたが、②は切手趣味週間用としてタブを変更して急遽東京中央局で6万部発行販売したものです。切手趣味週間は翌年より記念切手が発行されることになりました。ペン単辺ではどちらかは判断できませんが、切手趣味週間用が1人1冊の限定販売であTったことからペーンの使用済みのほとんどは①の切手帳のようです。鳥取三朝局の櫛型印です。